September 13, 2007

9/8にスキマ産業という音楽会に行ってきた。

西院ミュージックフェスティバルで
キツネの嫁入りという音楽人の存在を知った。

9月7日土曜日、木屋町アバンギルドで開催された
彼らの自主制作音楽イベント「スキマ産業vol.7」に
買い物の帰りに立ち寄ってきた。

感想みたいなものを書く。

○桜井まみ(audio safari)

西院ミュージックフェスティバルで好印象だった音楽家。
大声にかき消されてしまいそうなくらい静かだけど、
ここちよい音の粒が伝わってきた。
前のライブでも聴いたけど
エピフォンのギターで弾き語った曲。
それはフィッシュマンズのカバー「それはただの気分さ」だった。
カバーだとは思わなかった。
やっぱり、あのギターとあのアンプの組み合わせの音はたまらない。
僕もそれと近いものを使って演奏しているから。
次の日、スタジオに入って同じコード進行を弾いた。よかった。

○llama

ツインドラムが印象的なバンド。
ずっとドラムの音を中心に聴いていた。

練り上げられた音風景。
自分の世界観を持っている。うらやましい。
風邪で頭がぼやけてきたので、目を閉じて聴いた。

歌詞が聞き取れなかった。
あの演奏にいったいどんな言葉を乗せていたんだろう。


○キツネの嫁入り

前回聴いたときとは異なる編成、今回はパーカッションが加わっていた。
ドラムセットとは異なる優しくマイルドな音色で刻まれるリズムは妙に気持ちよかった。
楽曲に躍動感が生まれ、前回のライブとは全く別物のような音楽だった。
でも独自の世界観は変わっていなかった。そのまま増幅された感じ。

彼らの音風景は好みのタイプ。
特にアコーディオンの存在感、もう一人ボーカルがいるみたいな。

目を閉じて聴くとよい感じだった。


○Djamra

奇抜な衣装に身を包んだ、癖の有りそうな演奏家が登場したとき、
どんな音が鳴るのか想像できなかった。
プログレというジャンルもわからなかった。

すごい演奏だった。
曲の構成は目まぐるしく変わる。拍子も聴き慣れない。
初体験の音楽だった。
キメの部分はするどく、体につきささる。
サックスの方の自分の内臓を引きずり出すような熱い演奏が忘れられない。


○石橋英子×アチコ

ピアノplusボーカル。
構成はすごく素朴だったけど、
ピアノ演奏は命が宿ったように瑞々しかった。
ボーカルは等身大の自分をそこに投影しているかのごとく
圧倒的なものだった。

表現、何かに自分そのものを乗せること。

・・・・・・


テレビからは流れてこない音楽、
でも、独自の表現方法を持ち、なおかつ聴く人を引きつける
自分らしく素敵な音を鳴らす音楽家がたくさんいる。
西院ミュージックフェスでも感じたけど、ここでも再認識した。


日々の営みの中で、記憶は現在から過去に整理されていく。
その度に心の中に去来した想いも薄れていく。
繰り返しの毎日に埋没してしまうと、
今日の気持ちを明日まで持っていくこともできないこともある。

しかし、このイベントで生まれた感情は強くはないけど
実際今日まで消えることなく生き続けているし、反芻してかみ締めることができる。
このような人生の転機とまではいかないけど、
日常の延長にある、ささやだけど小さく光る記憶は貴重な財産だ。
これからもふとした瞬間に自分の意思とは関係なく
唐突に再生されるような。そんな記憶になったと思う。


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読み返してみると恥ずかしくて消したくなったけど、
がんばって書いたしこのまま乗せることにした。
放った言葉の行方気にせず。

会社で作成している文書とはまた異質で
言葉っておもしろい。