天気が良かったので、原付バイクで遠出した。
道程は(1)大原(2)琵琶湖大橋(3)近江八幡(4)大津。
唯一の目的は琵琶湖沿いを走ることで、
その他は出たとこ勝負でコースを決めた。
バイクでの移動は独自性がある。
太陽と風と音を肌で感じることができる。
この景色との一体感は自動車には余りない。
自転車より景色の流れが速いので、
細部を注視することはできないが、
少ない時間で遠くまで行ける。
文章にすると当たり前だけど、
このようなバイク移動の良さを再認識した。
僕は花より団子派なので道中で様々な食物を入手した。
食べ物を通じてその土地を知る。
大原で冷やしきゅうり、卵フライ、地卵、トマトジュース、紫蘇ジュース。
近江八幡でこんにゃく、湖魚の佃煮、羊羹。
草津の道の駅では、前に行ったことがある、
出町柳の移動式メキシコ屋台店chilly waterさんがたまたま遠征中だった。
アボガドとサルサのブリトーを食べる。
遠隔地での偶然の出会い。偶然による店主との会話。
偶然はおもしろい。
琵琶湖はやはり広大だった。いつか一周したい。
近江八幡地方の見渡す限り一面の田園風景の緑色は美しかった。
胸に迫るものがあった。
琵琶湖大橋近くの打ち捨てられた巨大観覧車が放つ、廃墟的オーラに心引かれた。
バイクでの移動なのでひとつの場所に腰を据えることはない。
ただ通り過ぎるだけだ。でも通り過ぎた各々の景色はひとつのシーケンスになった。
まさにこれはアナログ的移動だ。
一方、特急列車や飛行機はワープみたいなもので、離散的な移動だ。
バイクでの移動もいいものだ。
冬になって原付バイクの移動が身体的につらくなるまで、
色々な場所に行きたいと思った。

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